マンション
初めてのマンション売却。
誰もがなるべく早く、高く売りたいと思うものですが、自分が買う側の立場ならどうかと冷静に判断して、物件の特徴を見極めることが大切。
まずは売りたいマンションについて、物件特徴や価格相場などを客観的にチェック。同じ地域のマンションであっても、築年数や階数、眺望などによって条件は異なります。
住んでいる間に補修やリフォームした部分、不具合などもあれば、書き出しておきます。リフォームしてから売ったほうがいいかどうかは悩むところ。水まわりや壁クロス等の取り替えから、全面的な改装までありますが築年数や物件の状態によっても異なりますので、不動産会社に相談してから決めましょう。
また、マンションの管理体制、管理員の勤務時間、ご近所との関係なども不動産会社に伝えておいたほうがいい場合もあります。売るために必要な書類として、分譲時のパンフレットや図面、権利書や固定資産税納付書も揃えておきます。
次に、売却物件がどれくらいの金額なのかを調べておきます
駅からの距離、学校や病院、公園までの距離など周辺環境を整理して、住むうえでの魅力をピックアップします。大規模マンションの場合は、ゲストルームやキッズルームなど共用施設の充実や、管理状態や管理組合活動についてもまとめておきましょう。
駅や施設から距離がある場合は、バス便への接続がスムーズ、緑が多く公園が近い、夜遅くまで営業しているスーパーが徒歩圏にある、地域で小学生の登下校を見守る体制ができているなど、生活するうえでのメリットをピックアップします。
実際に住んでみなければ分からないアピールポイントを、
細かく積極的に伝えよう!
なるべく早く、高く売るためには、仲介を依頼する不動産会社選びが重要です。たくさん不動産会社はありますが、中古マンションの売却を得意としていたり、地域情報に精通したりする、販売実績のあるところを選びましょう。営業担当者との相性も重要なポイント。売主の話をしっかりと聞き、誠意をもって対応してくれる会社を選びたいものです。
マンションが売り出されると、購入を検討している人の内覧があります。見学で気に入ってもらい、できるだけ好条件で買ってもらうためにも、物件を一番いい状態で見せるよう工夫したいものです。
長年住んでいる場合、どうしても汚れが気になるところも出てきます。必要であれば、ハウスクリーニングをプロに依頼するというのも一案。
どんな人が住んでいたか、というのも買い手にとっては気になるところです。笑顔で出迎えるとともに、質問にはきっちり答えましょう。見学者に対して、近くの買物施設や病院、金融機関の場所など、暮らしに必要な地域情報を話したり、メモにして渡したりするのも好印象です。たとえば一年に一度、バルコニーから花火が見えるという特徴があれば、「バルコニーでビールを飲みながら、花火が楽しめるんですよ!」などと、このマンションでの暮らしのよさを最大限伝えておきます。
家族全員で出迎える、というよりは、少人数で待機するほうがゆっくり部屋内を見てもらえるでしょう。