南海本線
大正8年(1919)6月に開業しました。駅名の由来となった二級河川「石津川」周辺一帯は、かつて木綿を川の水にさらしている風景が見られた綿の産地で、昭和初期まで「石津のさらし」として全国でも有名でした。駅から徒歩約5分の「石津(いわつ)太(た)神社」は、毎年12月14日に行われる火祭「やっさいほっさい」で有名。えびす神に扮した年男を担いで“ヤッサイ、ホッサイ”の掛け声とともに火の中を勇壮に渡ります。北本殿や南本殿、拝殿、一の鳥居、二の鳥居が平成9年(1997)12月に堺市指定有形文化財に指定されています。
また、駅の西側は大阪府道204号堺阪南線(通称・旧26)と大阪府道29号大阪臨海線(通称・りんかい)が近接して併走しているので、大阪南部から大阪市内へにも行ける道路となってます。
17世紀中頃に建てられたという本殿2殿、馬道が二つある拝殿、市内最古のひとつ一の鳥居、二の鳥居は市指定有形文化財。都市部の緑豊かな歴史的空間で、12月の火渡りの神事「やっさいほっさい」が有名です。
北本殿・南本殿・拝殿・一の鳥居・二の鳥居は堺市指定有形文化財で、本殿は屋根のかたちを流造(ながれづくり)、春日造(かすがづくり)と違えていますが、破風(はふ)などで装飾をおこない正面から見ると全く同じ形としていることが大変特徴的です。17世紀の中頃に建てられたと考えられ、同時代の本殿が2殿とも現存し拝殿は馬道(めどう)という通路が二つある珍しいものです。
一の鳥居は石造の鳥居で寛永19年(1642年)の銘文が柱に刻まれていることから建てられた年代がわかり、市内で最も古い鳥居のひとつといえます。二の鳥居にも銘文があり、神社境内の変遷や建設に関わった人々を知ることができます。本殿・拝殿・鳥居という江戸時代の神社境内の構成要素がよく残り、都市部の中では緑豊かな歴史的な空間として貴重です。
12月14日には108束の薪を神前で焚き、火渡りの神事「やっさいほっさい」が行われますが、薪の燃え残りを家に持ち帰ると厄除けのまじないになるといわれています
大阪府堺市南区の大正池・天濃池にそれぞれ源を発する法道寺川・明正川合流点付近から、堺市内を北流。西区の石津漁港(堺泉北港)で大阪湾に注ぐ。約13kmの河川です。 本河川流域は堺市内に限定される。大阪湾手前の河口には、葦舟に乗った蛭子命(戎大神)が漂着したと伝えられる場所があり、現在は石津太神社の御旅所として祀られている。
堺泉北臨海工業地帯は堺市・高石市・泉大津市にまたがる広大な工業地域で、東燃ゼネラル、コスモ石油、JXエネルギー、大阪国際石油精製などの製油所が立地している。三井化学、宇部興産などの化学系工場や日鐵住金などの金属工場もあり、どれほどの規模の工場夜景が楽しめるかと思うとワクワクする。最近は堺市・高石市が工場夜景観光に力を入れており、観光ガイドやパンフレットでも紹介されるケースが増えている。 しかし、川崎市や四日市市のように展望施設や公園などが整っておらず、観賞・撮影ポイントはほとんど公道からとなり、工場と距離があったり、視界が狭いため、訪問できるスポットには限りがある。立地環境としては千葉県の京葉工業地帯に近い(泉大津PAの展望室からは遠目には工場が見える)。この一帯は、工場の煙突や配管などがひしめき合い、日が落ちると工場から放たれる無数の光は、まるでSF映画さながらの幻想的な世界が広がります。