南海本線
浜寺公園駅の位置としては堺市西区浜寺公園町2丁にある南海本線の駅になります。1907年に辰野金吾によって木造平屋建ての駅舎が建てられ、1998年に国の登録有形文化財として登録されました。また近畿の駅百選にも選定された駅となります。現在は駅舎はカフェとして使われており、新しい駅舎が作られました。
浜寺公園駅のすぐそばには電気軌道阪堺線の最終終着駅の浜寺駅前駅がございます。こちらは1912年に開業となり、浜寺公園周辺に南海本線、そして電気軌道阪堺線の2つの沿線で行くことができます。電気軌道阪堺線については阿部野橋駅、いわゆる天王寺駅から出ており、全て各駅停車となり、ちんちん電車と周りから言われる電車となります。現在は南海本線の利用が増えているため、電気軌道阪堺線についてはあまり利用する人が少なくなっている現状です。
浜寺公園は浜寺公園駅の名前にも記されるように大型公園になります。春にはお花見で来られる方が多かったり、子供を連れてバーベキューをしたり、堺市だけでなく堺市外からも来られることが多いです。スポーツ場も多くあり、野球やテニス、プールなどもあるため多くの方でにぎわっております。皆様もご家族やご友人の方と脚を運んでみてはいかがでしょうか。
浜寺公園駅は北は難波駅、南は和歌山方面まで延伸しております。難波駅までは堺駅で乗換えをして20分ほど、各駅で難波駅まで行くとしても30分前後で到着します。南へは関西空港まで泉大津駅乗換えで35分程度で行くことができ、和歌山駅市内の和歌山市駅までは1時間程度で行くことができます。
浜寺公園駅は隣の諏訪ノ森駅の西側駅舎と同様に登録文化財建築物に登録をされていますが、大阪府として予定しております連続立体交差事業として鉄道の高架化で駅舎が撤去・解体をされる可能性がありました。こちらについては2006年に事業の認可が降り、高架化が決定しました。はじめは2018年に完成予定だったのですが2028年の完成予定として現在動いております。