空室対策
長期の空き室にお悩みのオーナー様、単身者向けのお部屋を家具、家電付き物件にするというのはいかがでしょうか。
家電付き物件は学生や新社会人に人気です。
また、海外では家具、家電付きのお部屋が標準的なので外国人にも人気があります。
引っ越しの時に荷物が少ないというメリットがあるのが理由だと思われます。
お部屋のご案内時に入居後のイメージがつきやすいので他のお部屋より有利になるかもしれません。
いきなり数多くの家電、家具を導入するとオーナー側の負担が大きくなるもの。
家電から段階的に導入していくとして、まず一番最初に導入したいのがエアコン。
これはもうインフラともいえるほど必須の設備になります。
まずエアコンから始めて、「洗濯機」「冷蔵庫」「電子レンジ」の生活家電の順番になります。
これらの家電はメーカーによってデザインの差があまりないので好みによって左右されにくいという利点があります。
また、「洗濯機」」「冷蔵庫」は単身者向けのサイズにするとよいでしょう。
また、「洗濯機」は室内に設置できるようにしてください。
次に導入するなら基本的な家電にプラスアルファのあるものがあれば重宝がられるでしょう。
「スティック型クリーナー」「炊飯器」「電子ケトル」などが挙げられます。
スティック型クリーナーは縦に置けて場所がとりにくい、など単身者ならではの小型家電が向いていると思います。
また、テレビについてはスマートフォンでの動画閲覧をする若い層が増えていて必ずしもテレビが必需品になっていないことやNHKの受信料負担をどちらがするか、といったことが懸念されるので導入されるのは慎重になったほうがいいと思われます。
家電の次に考えたいのは「照明」「机、いす」「カーテン」といった家具になります。
机、いすが備え付けられていると学生さんにもアピールできます。
ここまでそろえると注目度はアップすること間違いなしです。
カーテンは入居者の好みに選べるなど特典を付けると特に喜ばれると思われます。
また、購入費は、使用可能期間が1年未満のもの、または1個あるいは1組の金額が10万円未満であれば、確定申告で消耗品費として1年で処理できます。
家電家具を導入して入居が決まって安心…。
と思いたいところですが気を付けてもらいたいのは導入した家具家電を「いつ・どの部屋に・何を備えたか」を、商品の製造年月や交換時期も含めてしっかり把握してもらいたいと思います。
家具・家電は物件の付帯設備なので、故障時の修理費用はオーナー負担となります。
こうした導入リスクや管理の手間を避けたい場合は、家具・家電レンタルサービスを利⽤する方法もあります。
長期の空室にお悩みの方は、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。