南海本線
石津川駅は南海本線の各駅停車駅で大正8年に湊~諏訪ノ森駅間に開設されました。
一日の乗降客数は14150人になり、南海線内で区間急行以上の種別が停車しない駅では最多となっています。
近くに流れる石津川と交差し大阪臨海線や府道など南北の主要幹線道路が走り輸送の動脈になっています。
近くの海岸沿いにはは阪神工業地帯の工場群があります。
駅西側は大阪府道204号堺阪南線と大阪府道29号大阪臨海線が近接して併走しています。
その他の交通機関としては
阪堺電気軌道阪堺線 石津北停留場
阪堺電気軌道阪堺線 石津停留場
があります。
石津川(写真左) – 駅名の由来となった河川。駅から約400m南を西流しています。
堺泉北臨海工業地帯 – 駅西側のバス・タクシー乗り場から石津西町・築港新町といった同工業地帯の中核を成す埋立地へ道路が伸びています。
路線バスに加えて各事業所・工場の送迎バスも発着しています。
公的施設としては
堺浜寺石津郵便局
堺市立浜寺石津小学校があります。
また、神社仏閣についてですが紀州街道沿いに寺院や神社が点在しています。
石津太神社(いわつたじんじゃ、写真上) – 約300m南の紀州街道沿い。
毎年、12月14日には「泉州の奇祭」と言われる「ヤッサイホッサイ祭り」と呼ばれる火祭が行われます。
石津神社 – 約1km南東の国道26号沿いにあり「日本最古の戎宮」と称しています。えびす神は一般的に耳が遠いとされており、石津神社では本殿横に木槌で叩いて願い事を唱える板が設置されています。
大祓(おおはらえ)の時期には茅の輪が備えられます。
主な宿泊施設ですが
臨海ホテル石津店
があります。
西鉄ライオンズ二軍チームは埼玉西武ライオンズのファームの前身です。
西鉄時代はウエスタン・リーグに所属しており、他の所属球団は大半が関西に集中していたため、交通の便を考慮し(当時山陽新幹線は開業していなかった)石津川駅近くに所在した西日本鉄道の社員寮の建物を転用させる形で合宿所を置いていました。
練習場については固定されておらず、近隣のグラウンドをその都度借りていた他、借りられない時は阪急や南海の二軍と練習試合を行っていたそうです。