空室対策
マンション、アパートなどを経営する上で重要なのが空室対策です。物件の利回りも大切なポイントですが、空室が多すぎる物件だと家賃収入が伸び悩んでしまいます。そこで今回は、空室を埋めるために効果的な空室対策についてご紹介します。
空室対策としては賃料の見直しが有効です。賃料の見直しを行う為には、周辺の賃料相場を知ることが重要となります。不動産業者や不動産情報サイトを利用して、周辺にある自身が経営する物件と同じようなアパート・マンションを探します。その中から間取りや築年数が近い物件を選び、賃料を比較します。一般的には一度賃料を下げると上げることは難しくなるので、賃料の見直しは慎重に行う必要があります。ただ、リフォームや間取りの変更等の修繕を行えば、一度下げた賃料を上げることも可能です。
間取りや設備をチェックすることも、空室を埋めるために効果的な方法の1つです。賃貸物件の間取りや設備には、ターゲットとする入居者層のニーズなどが存在します。例えば単身者とファミリー層では求める間取りは大きく異なりますし、同じ単身者でも女性は男性よりセキュリティ設備を重視する傾向にあります。入居者層のニーズに合わせた間取りや設備に変えることも大切ですが、無料インターネット設備やウォシュレット付トイレなど、安定して人気の高い設備を導入するのも1つの方法です。
入居者募集を的確に行うことも空室対策に繋がります。そして多くの入居希望者はインターネットを利用して不動産情報を探しているので、インターネットを活用した入居者募集が特に重要です。インターネットによる入居者募集には不動産会社のホームページを利用する方法と、不動産ポータルサイトを利用する方法があります。不動産ポータルサイトの方が検索されやすいですが、ポータルサイトには他の不動産会社の物件も数多く掲載されています。そのため分かりやすい間取り図、きれいな室内写真、詳細な物件情報などを掲載して利用者に訴えかけることが重要です。
入居者や近隣住民からのクレーム、家賃の滞納などのトラブルは賃貸物件につきものです。こうしたトラブルに対する管理・対応が不十分だと入居者からの信頼を失い、空室が増えかねません。そのためトラブルは徹底的に管理する必要があります。様々なトラブルに迅速に対応してもらうなら、管理会社に物件の管理を任せるのが有効です。管理会社はトラブル対応の経験・ノウハウが豊富なため、トラブルが大きくなることは少ないです。また管理会社はトラブルの管理・対応だけでなく、共用部分の清掃・点検なども行ってくれるので物件を清潔に保てます。
賃料を見直す、間取りや設備をチェックするなど様々な方法が存在しますが、どれも特別な知識は必要のない簡単な方法ばかりです。賃料の見直しの様にお金のかからない方法もあるので、すぐにできる対策から取り組んでみましょう。