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今年も年末になりましたが冬が終わると新年度に入社するフレッシュマンの季節です。
学業を終えて親元を離れ初めての一人暮らし。ドキドキワクワクしますがそこで気になるのが一人暮らしのお部屋の適正な相場です。
物件探しのコツを探ってみましょう。
新卒で一人暮らしをしている人は、収入に比べてどの程度の家賃の部屋に住んでいるのでしょうか。参考に20代独身の方のデータを見てみましょう。
平成29年の厚生労働省賃金構造基本統計調査によると、初任給は平均20.6万円となっています。(4年制大学卒業の場合)
多くの20代一人暮らしの人が年収300万円程度で家賃が5~6万円くらいの部屋に住んでいると考えますと月収は25万円。
手取りはその8割程度となる20万円になります。この場合の家賃が6万円とすると、手取り月収に占める家賃の割合は1/3弱となります。新卒を含めた20代の一人暮らしの多くは、手取りの1/3以下の家賃で暮らしている人が多いといえるでしょう。
新卒の一人暮らしにはどれくらいの生活費を必要とするのでしょうか。
その個人個人で食費が低かったり、交際費が高くついたりと違いはあるかと思われますが、収入によって毎月どれくらい消費する目安にしてみると良いでしょう。
(各数値については、家賃は収入の1/3程度、その他の費用については総務省の平成29年度家計調査における若年層単身世帯の平均値を採用しています。)
新卒で手取り額が16万円の場合の一人暮らしの場合
家賃 53,000円
食費 40,000円
電気ガス水道代 7,000円
ネット通信費 4,000円
携帯電話使用料 5,000円
交際費 12,000円
雑費 11,000円
合計 132,000円
残額 28,000円
新卒で手取り額が18万円の場合の一人暮らしの場合
家賃 60,000円
食費 40,000円
電気ガス水道代 7,000円
ネット通信費 4,000円
携帯電話使用料 5,000円
交際費 12,000円
雑費 11,000円
合計 139,000円
残額 41,000円
このような感じになっています。
家賃が家計を圧迫するパターン
住むところはいいところにしたいという理由で物件を決めてしまい予想以上に家賃が家計を圧迫して生活が苦しくなってしまった、という話はよくあります。家賃は食費や交際費などと異なり固定費になりますので下げることができません。良い部屋に住んでも食費や遊ぶお金が低くなると生活が物足りないものになってしまいます。慣れない一人暮らしで突発的な事態がおきて急な出費に備えて予算的に余裕のある賃貸物件を選ぶようにしましょう。
初期費用が高すぎて貯金がなくなった
部屋を借りる前に必要なのが敷金・礼金を始めとして、前家賃、仲介手数料、火災保険料、保証料などの初期費用があります。これらに加えて引越し業者の手配など引越し自体にもお金がかかります。おおよその金額の目安は家賃の4~5ヶ月分かかると言われています。
肝心の一人暮らしをする前にお金がかかって貯金がなくなってしまったということになりかねませんので、しっかりと費用を確認しておきましょう。
節約の基本は固定費の削減にあります。一か月に使う生活費の加減を読み切れずやりくりに苦労してしまうとせっかくのお給料がもったいないですね。。
お金の使い方は人それぞれとは言え家賃以外にもバランスよく食費や交際費、レジャー、もちろん貯金などバランスよくできるのが大事です。