賃貸について
多くの初心者大家さんを悩ますのが、賃貸物件の管理方法です。賃貸管理を業者に委託すると様々な手数料が取られますが、自主管理は色々と大変なことがあります。今回は、賃貸委託のメリットと自主管理との違いについて考えます。
“賃貸物件の管理業務として代表的なものには、入居者斡旋や家賃回収、契約更新や退室、トラブルへの対応、建物のメンテナンスなどが挙げられます。こうした入居から退去までの業務を大家さんが行うことを自主管理、仲介不動産会社や不動産管理会社に委託することを、賃貸管理委託と言います。
業務全てを委託する契約もあれば、一部を委託する契約もあり、業者によってもできる範囲が違うことがあるので、その辺りは確認が必要です。”
自主管理する場合、入居者と契約して部屋を引き渡す際や退去時に、入居者の都合に合わせた日時に立ち会わなければいけません。それから、入居者同士のトラブルに駆けつけたりクレームへの対応をしたりと日常も忙しく、家賃を滞納している入居者がいる場合の督促も大変です。こうした日常的な業務を委託すると、時間と手間の削減となります。また、アパート経営はいかに満室状態を保つかが大事ですが、空き部屋対策に強い業者に任せると安心です。
“賃貸管理委託契約は、賃貸借代理業務と管理業務に分かれており、一括委託と一部委託が選べるのが一般的です。契約時には、細かいところまで内容を確認します。業者の選び方としては、入居者募集の能力を優先したいところです。空き部屋対策に強い業者は、積極的に入居率を公開していますので、その点を参考にするといいでしょう。
また、入居者の退去時や設備のトラブル時などに、まめに連絡をくれるかどうかもチェックしたいところです。”
“賃貸管理委託にかかる手数料の相場は、家賃の5%程度です。ですから、10万円の家賃であれば1部屋につき5000円がかかります。なお、家賃が安い物件では10%取られることもあります。
それから、手数料の他にシステム料や更新事務手数料などの費用が発生する業者がいるため、確認が必要です。清掃業務や建物の点検業務は別料金になることも少なくありません。費用を抑えたい場合は、清掃だけは大家さんの方で行うのも一つの方法です。”
安定した家賃収入を得るには、優れた経営手腕が必要です。自主管理は大変なので、一部の業務だけでも賃貸管理委託をするのが一般的となっています。この記事の注意点などを参考に、信頼できる業者を探してみてください。