空室対策
アパートマンションが築浅のうちはあまり心配することがなかった空室。
年数が経つにつれ空室続きであれば気が気でない大家さんも多いと思います。
空室対策として有効な〇〇可物件が何種類かありますので見てみましょう。
ポータルサイトのこだわり条件でもチェック項目にある「ペット可」物件。
希望の住居にペット可の物件が少ないことが多い為にペットを飼うことをあきらめている方も多いかもしれません。もしうまく条件が合致してペット可能物件に入居出来たらその入居者は長期で借りてくれる可能性が大きいので大家さんにとってもメリットが大きいのではないでしょうか。
もし、ペット可能物件に切り替えるときは管理会社と十分に相談していただき、飼育できるペットの種類や頭数、ペット管理についてのルールを作ってそのルールを守れる入居者に入って頂くように入居審査を厳格化することが大事です。
また、ペット可物件は部屋に臭いや傷がつきやすい為退去時のトラブル防止のためあらかじめペット礼金やペット飼育時の追加する賃料など管理会社と綿密に打ち合わせていただくようおすすめします。
一般的に賃貸物件は模様替え不可としているところが大多数です。
入居者が自分好みで室内を改装してカスタマイズすることをあらかじめ承諾している物件をDIY可能物件と呼びます。
好みの間取りになったことにより入居者が居室に愛着を持ち長期間の入居が期待できます。
また、入居前の改装費用負担が軽くなるといったことも大家さんにとってはメリットの一つです。
DIY物件への変更するにはDIY変更可能の場所や原状回復義務の入居者の範囲を決める必要があります。原状回復については免除の所が一般的です。また、退去時の造作買取請求権については取り決めが必要になるでしょう。
また、退去時のトラブル回避のため「家主向けDIY型賃貸借実務の手引き」などが参考になります。
楽器可物件とは楽器の演奏を認めている物件です。
音楽大学の学生さんだけでなく趣味で楽器を演奏する方も多くもし楽器可能物件があれば魅力的に映るでしょう。
もし、楽器可能物件に変えるなら他の入居者や周辺住民のかたの迷惑にならない為に防音は必須です。建物全体を防音仕様にする、そこまではいかないまでも個室に防音室を作る方法もあります。また、演奏可能時間もあらかじめ決めて頂く必要があります。
人気のこだわり条件は様々ですが周辺環境や既存の入居者様への配慮も熟考した上での空室対策をしたいものです。
〇〇可能とした結果所有物件の価値を高めることができればお客様にも大家さんにとってもいい結果になればと思います。